驚くほど回復

昨日、17日は日帰りで母を見舞いに行ってきました。
前回は母を見舞ったのは、6月、母が入院している時。
その時は母は口をもごもごさせながら眠ったきりで話しかけても何の反応もありませんでした。
胃瘻をして施設に戻ってからの今の状態をまったく知りませんでしたので、自分一人で母に会うのが怖くて昨日はKについて来てもらいました。


母は端的に言えば驚くほど状態がよくなっていました。
弟の話ではお医者さんもここまで治るとは思わなかったとおっしゃっているそうです。
施設のスタッフの方々の話では、状態が良い時はおやつのゼリーやプリンを自分で食べることもあり、また腕の力が強いので自分で車いすから立ち上がることもあるとのこと。


施設についたのは1時ごろでした。
母の居室に入ったときは母は口をもぐもぐさせながら眠っていました。
入院していた時より顔色がよくなり体重も少し戻っているようです。
母に「○子だよ。○子が来たよ。わかるね?」と話しかけると、目覚めて、分かったのか分からないのか表情を変えず何かしきりに話しかけてきました。
聞き取れないので、「なんね?」(私は福岡に行くとすぐすらすらと博多弁が出てきます。)と繰り返す。
繰り返すもののやはり聞き取れない。焦れて泣きわめきながら話すので余計聞き取れない。
初めて聞き取れたのが「どげんして私の言うことがわからんとね。」
その後も「はぁ?ゆっくりゆうて。泣かんで言うて。」と繰り返し、そうしてようやくできた会話が、「いつ帰るとね?」「今度は今日帰る。日帰り。ごめんね。前入院している来たときはお母さんが寝てばかりで話ができんかったけん、今度もそうかと思うて泊まるごとせんじゃった。」でした。
それから母に何度も同じことを繰り返して言ってもらいながら、私は「何ね?」「これね?」「こうするとね?」などと返すことをし続けているうち、私の言っていることがヒットすると母は小さくうなづくか、言うのをやめる事で意思の疎通ができるようになりました。



弟が三時過ぎにきました。
母に「○○さんが来たよ。わかるね?」と私。
母が何か言います。私が「(たまには来んね。)と言いよると。」と弟に訳します。

四時に、もう少し居るという弟に母を託して母の居室を後にしました。