桜めぐりツアー 二日目

硯川ホテルというのは、志賀高原スキー場の、皇族もお泊りになる、あの有名な志賀高原ホテルのお隣のホテルでした。
ホテルに着いたのは夜9時頃。真っ暗で外の景色は全く見えませんでしたが、朝外に出てびっくり。周りはかなりの深さ(高さ)の雪でした。
このスキー場では6月までスキーが楽しめるそうです。
ホテルの方の運転する、チェーンを巻いたマイクロバス2台に分乗してホテルを朝7時に出発。
途中でチェーンを外したりお土産屋さんに寄ったりして、10時過ぎに善光寺の常念坊の駐車場に着きました。
常念坊がなんなのかよくわかりませんが、善光寺塔頭みたいなものですかね。
常念坊の係りの人に引率されて本殿に上がってお話を聞き、御柱に触れ、ご本尊を拝み、それから自由に散策し、12時頃に乗ってきたバスに乗り込んで善光寺を後にしました。

バスツァーは時間的にはかなり窮屈ですが、いいことは、個人では無理ないろいろな経験ができることです。
善光寺でもそうでした。
お寺関係のお二方から、
善光寺は檀家がなく皆さんのご寄進だけで成り立っている。
善光寺はお寺、神社、そのどちらでもない。だから善光寺の屋根はお寺様と神社様の2重屋根。
お寺の三重塔は前世、現世、来世を表している。
善光寺の扁額には鳥が5羽潜んでいて、全体は牛の顔になっている。
などなど興味深い話をたくさん聞くことができました。



7番目の桜は高遠城址公園でした。
ここの桜は約1500本のコヒガンサクラで、ソメイヨシノより小型、赤っぽくもこもこした感じの花でした。
ここの桜は月でいえば十六夜。わずかに盛りを過ぎていましたが、そりゃー見事でした。きれいでした。
そもそも桜の盛り、一番きれいな時は一瞬ですから、最高に近い時に見られたのではないかと思います。


ここを出発したのは5時ごろだったでしょうか。
高速事故渋滞に巻き込まれるのを避けて予定の道とは違う道をひた走りに走って、途中三か所で人を下しながら帰ってきました。
出発地に着いたのは9時40分で、予定より10分遅れで済みました。
道の選択がよほど良かったのでしょうね。