母の所に行ってきました。 (2)

12月8日

母はいつのまにか子供にそれぞれ違う役を与えたように思えています。
末っ子の弟には「大好きな人」。
下の妹には「甘えられる人」。
そして長女の私には「怖いけれど妹弟に対して発言力が強い実行の人」。
だから母は私には顔を見るなりいろいろの不平不安を口にします。
今回もそうでした。母の言葉は聞き取りにくくなっているので何回も繰り返してもらって、「点」の形で出てくる発言をつなげて「線」の形に、そして自分なりの推測を加えて「面」の形にしていきます
そして母の今一番困っていることは、尿だけは導尿だった排泄をお腹が痛いので全面的にオムツでするようになったけれど、思うようにオムツを交換してもらえないということにつきるのではないかと判断しました。
母が今使っているオムツは「3」で三回の尿の排泄に耐えられるものなので毎回替える必要がないこと、毎回替えるのは園のスタッフに一層の負担を強いることになること、、オムツの無駄使いであること、私の観察では決まった時間にオムツ交換が行われていること、そしてそれは他の施設より回数が多いように思うこと、特別厚遇はしてもらえないかもしれないけれど決して特別冷遇ではないことなど、いろいろ言葉を替えて母をなだめたり説得したりしました。
しかしたまに来ているときぐらいは娘である私が母の気のすむくらいお下の世話をしてもいいかと思って、8日の朝はコンビニに寄り道してタオル、ビニール手袋などを買って母の所に行きました。
でも、母は7日に私がいろいろ話したことを納得してくれたのでしょうか、一晩のうちに変わっていてオムツ交換についての不満は全然口にしなくなって私の世話も断ったので、コンビニで買った物を使うことはありませんでした。


この日母の所に来る下の妹と落ち合ってランチすることになっていたので、ひとまず園を出て渡辺通の「あつ賀」に。


「あつ賀」のランチ、超お勧めです。この日の献立は餡かけの茶わん蒸し、トロ、ウニを含む握りずし、あら煮、鯛そうめん、フルーツ三種盛り。これで1080円と格安でしかも美味。機会があったらぜひ。


母が欲しがっているように感じた新しい服を妹と二人で見立てて買ってから2時に母の所に戻りました。


妹が帰るというので、5時に出ればいいと思っていた私も予定より早く4時半に一緒に園を出ました。
いつものように園の脇の八百屋さんを覗くと、魅力的な値段のものが相変わらずいっぱい。
荷物になると思いながらも原木生シイタケ一箱(598円)とトマト一袋(三個、100円)を買ってしまいました。


博多駅で妹と別れ飛行場に。飛行機の出発時間まで後1時間半。早く着すぎた、母に聞くとどっちでもいいというから妹と一緒に出てきてしまったけれど、あと30分ぐらい母の所にいてやればよかったと思いつつ飛行機の出発時間を確認してびっくり仰天。
19時出発とばかり思い込んでいましたが、18時出発ではありませんか。あと三十分を切っています。冷や汗でびっしょりになって検査場に駆け込みました。
福岡の空港でありがちな、使用する飛行機の到着の遅れで出発時間が20分遅れたので結果的には出発まで結構待ったので、完全に潰れていた肝も元に戻りましたが、一時はどうなることかと思いました。