遊ぶのだぁ〜 - Junko’s　Garden

思った以上に応えているらしいので、もう本人の前では言いませんが、私は最近まで母の事を「反面教師」と思い本人にそうも言ってきました。
(私は母を悪く言っているつもりは全くないのです。むしろありがたかった、よかったとおもっているのです。母のおかげでいい判断ができると。）
母の事をそう思うには私なりの根拠があるのですが、今私が一番強く母とは反対の事をすると思うことは、ずーっと専業主婦だった母が私たちが結婚や進学で家を出て父と二人暮らしになってから働き始めたこと。
母はとても更年期障害が強く、私はもう結婚していましたからよくは知りませんが、急に暑くて汗びっしょりになったかと思えば急に寒くなりガタガタ震えだすことが続き、また腹部の激痛のため救急車を呼ぶことが再三再四あったようです。
病院で調べてもはっきりとした原因がなかったといいます。
それで母はその状況をなんとか打開したいと逆療法だと言って勤めはじめました。
この年で使ってくれる所はないからと近所の大きな会社組織のお豆腐さんで。朝三時起きで。
本当にこれが逆療法になってすっかり体の調子が良くなった母は、今度はお礼奉公だといって結局１５年間務めました。

朝三時起きは本人にも辛かったでしょうが、私たちにも影響がありました。
帰省したとき１０時過ぎまで起きていると、いつまで起きているのかと言われたし、睡眠時間を補う昼寝が何時ものようにできないのでだんだん疲れが顔や態度に出てきて居心地が悪くなりました。
休みが自由にとれないので、子供の所にお産の手伝いや遊びに行くのもままならず、私たちにしてみれば親はあてにできない、すぐ帰るということになりました。

あの１５年間、父とゆっくり過ごせばよかったのにと思います。
既にいくつかの病名がついていた父の体調もまだ良かったから、もっとあちこちに旅行し、娘たちの所に長逗留して欲しかったと思います。
私がそういうと母はあの１５年のおかげで自分の年金が２万円弱増えたとむきになりますが。

年金は多いほうがいいですけど・・・
私はこれから働きには絶対出ません。
孫を慈しみ、母の所に行き、二人で旅行し（体調管理の上からKが長時間飛行機に乗れないので国内だけになりますが）、自分のテリトリーをうろつき・・・と、今を楽しむ、今を遊ぶのだぁ〜と思っています。

↓炉開き　椿とお茶のハーフらしいよ。