ハウステンボスに (福岡行 二日目)

16日は2回目(1回目は約25年前)ハウステンボスに行きました。10月12日〜20日開かれているハウステンボスガーデニングワールドカップフラワーショーが見るために、博多駅から出る、バスの出発時刻だけが決まっていてガイドなしのツァーに申し込んでありました。
9時出発で着いたのは11時過ぎ。
ハウステンボスの入場料はツアー代に含まれていたのですが、別にガーデンショーに入場するための1500円の券を買足して、さっそく場内バスでショーが開かれているハウステンボスの最奥を目指します。
まずはカレーで腹拵えをして入場。


場所が広いから清々としているし、このあたりのショーと違って人出がすくないからゆっくり見られるなあと逸りながらまずはショーガーデン部、ホームガーデン部から見始めました。









でも・・・
そのうちにだんだんつまらなくなってきました。
咲く時期が違ったり性質が違ったりしてけっして隣合わせで咲くことがないもの同士が、それもポットから抜かれたままの状態でぎゅう詰めに植えられているので、だんだん胸苦しさを覚えるようになってきました。
ああいうショーでは、植物は「生き物」としてではなく「ガーデナー」のデザインを表現する材料として扱われているのですね。
そもそもああいうショーはガーデナーの営業の場なのですね。その証拠に殆どの作品案内の掲示板の前には名刺が重ねられて置かれていました。
絶対に自分ではメンテナンスができない、一度頼んだらそれ以降もメンテナンスをずっとお願いしなくてはならないような庭作りを頼む事ができるお金持ちの人がいるのかな、いてもそれは植物が好きな人ではないな、きっと立派な庭を自分が愛でる以外の目的で使う人に違いないと思いつつ、ショーを見るのを切り上げ苗を売っているテントの方に。
買いたいものがほとんどありませんでした。庭に既に植わっているか、私がもう卒業した(ここでは育てられないと結論付けた)もの、このあたりで買うより高いのものばかりでしたが、桃色のアキギリをやっと見つけて買いました。


スモールガーデン部の方に行きました。ここはショーガーデン、ホームガーデンよりもっとつまりませんでした。何せ狭い。広さがうりの私の庭の比べると小さすぎて全く参考になりません。てんこ盛り、ぎゅう詰め、これでもかあという見せびらかしの植栽が私には見苦しい





でも来たからには何か参考になるものをつかんでいきたいとよーくよーく見ていくと・・・

バラの花の代わりに使った多肉植物

平瓦の変わった敷きかた↓

素朴な味を出すために裏を表に使ったタイル↓(タイルの裏の筋はセメントの食い込ませ接着をよくするためなのに表裏反対に使ったのでタイルが剥がれていましたが、素朴なニュアンスカラーが新鮮でした。)

風通しと見通しが良い板塀↓

など、面白いものが見つかりました。


ガーデニング会場を出て「世界一周植物園」(五大陸毎にそこ原産の植物を植えこんである)をみたりしながらぶらぶらと常設のアートガーデン↓に。

最近はハウステンボスはバラにも力を入れているのですね。
ここの、主役級の横に脇役級を植えるバラの植え方、とても面白かったです。私もこれからそうしようと思っていたところだったのでした。
で、早速付設のお店でこのあたりでは見たことがないと思った種類のポリアンサローズを2ポット購入しました。

そのあとまたガーデンショーに戻って目ぼしいかったものだけを見直したり、アートガーデンに戻った後藤みどり(コマツガーデン)さんの解説を聞いたり。
歩きくたびれてコーヒー店で憩ったり。

6時にハウステンボスを出て渋滞がないので丁度2時間で博多駅に帰ってきました。

お天気は風が強いものの曇り&晴れでした。