上の妹

私は女、女、女、男の4人姉弟の長女です。
今回母を鹿児島につれて行くのに同行した、いろいろあって今は一人暮らしの上の妹は、私とは三歳違い。
傍の感想はどうだか知りませんが、声がそっくりの点を除けば、私と妹はほとんど似ていないのではないかと思います。
妹は五歳の時、亡き父(6人兄弟の二男)のすぐ下の弟(存命)の所の養子に行きました。
叔父は大きな地主の所に婿に入ったのですが、子供を授かりませんでした。
そこで、私は長子、三女は幼すぎるということで、次女が養子に行くことになったのです。
母は、立て続けに女の子ばかり三人も生んで跡継ぎを(まだ)生んでなくて肩身が狭い思いをしていたし、叔父の家の方が裕福だったこともあり、養子に行っても跡継ぎを授からないわが子の立場を思う祖母の強い勧めに逆らうことができなかったようです。
とにかく上の妹と私は氏は一緒。でも育ちはほとんど異なります。
今私と上の妹の境遇は違います。一人でできることも違います。
今回の旅行に誘ったのは、母の強い希望があったからで、手助けを望んだわけではありません。私の負担は増すこそすれ軽くなるわけではないことは予測できることですから。
久しぶりにあった私のことを、首から下は20代だねえ、首から上は・・・(笑)といってくれたことをきっかけに、
変わったでしょう?こんなに変わるとは思わなかった。この年になっても変わることができるのねえ。
お母さんはだれが育てたというようなことをよく口にするけれども、親が育ててくれたのはせいぜい二十歳まで。後は自分で自分を育てたのだと思う。
出来ないのではない、しないのだ。する気になれば大抵のことはできると思う。
などと偉そうことばかり言ったのですが、妹はどう聞いていたのでしょうか。
昨晩、お母さんの介助をお姉さんに任せっぱなしにしてごめん、疲れていない?、とても楽しかった、ありがとう、と電話がありました。


↓センペンビウム 今秋新入り。寒さにも暑さにも強いってことでしたが、果たして。



↑、↓ヒイラギナンテン



イソギク