引き算

今日はKが退院して1週間目の外来受診でした。
CRP(基準値0.3以下)が0,22に下がっていたので、明日からプレドニンが一日10ミリグラムから7.5ミリグラムに減ることになったそうな。まずはホッ。
先生は「プレドニンがよく効きますね。」「これからは旅行して帰ってきたら、自分だけはホテルにもう一泊して、奥さんに自宅を掃除して貰ってから帰宅したらどうですか?」と言われたそうな。年末年始にかけての再発入院はアメリカ旅行の直後で、今回の再々発入院は尾瀬旅行の直後でしたから、先生がそうおっしゃったんだと思います。先生の言葉どおりに実行するにしても、私はまだ二人で旅行する気分にはなれません。

この10年、この750坪の土地を自分の思うように使いこなそうと一所懸命だったのですが、最近は少しばかり心変わりしてきてきました。出来るだけでいいって思うようになってきました。
「花の庭」として使っているのはだいたい300坪ぐらい?
今まではここを自分の好みの花で埋めようと躍起になってあれやこれや植えてきたのですが、ここにいたってわかってきたことがあります。
それは手を尽くしたって育たない物は育たない、つまりは合わない物は合わないということ。
ここに合わない物は、一時的にうまく育ったようにみえても、ほんの些細なことで、結局は消滅してしまう。
私が増えすぎるという理由で毛嫌いしているものこそ、ここに合う物なんだってようやく分かってきました。
これからは今までの10年間の経験を元に、あまり手を尽くさなくてもここに長く居着いてくれる物や増えすぎるけれど嫌いではないものを、数を調整しつつ育てていくことにしようと決めました。
着る物だって、自分によく似合う物を自分でわかることはキャリアがないとできないことですよね。
庭に植える物にもキャリアを生かそうと思っています。
種類は少なくなるかも知れませんが、自分に(=ここに)合う物で満たされている「庭」を目指すことにしました。
これからは生活全般で「引き算」をして、すっきりと力みなく暮らしていこうと思い始めてきました。

↓私の庭では増えすぎる嫌いがある「オトコエシ」

↓手を掛けなくてもうまく育っている「ノリウツギのライムライト」と球根の「レイコユム オータムナーレ」



↓場所や土を選んで何度試してみても、何とか枯れないというぐらいしか育たない「トリカブト