思い切りよく

ブログでは、私は絶えず「買っちゃあ植え」をして植栽を増やしているようですが、実は伐ったり抜いたりという減らす作業を、増やすことの何倍も、もしかしたら何千倍も多く行っています。
植物は動物にはない早さで成長し、或いは根で或いは種で、多くはその両方で、子孫を増そうとしていますから、減らす事に努めないと弱肉強食が起こり、この地は自然そのものになってしまいます。
私は絶えずいろんなものをむざむざというか随分思いっきりよく切ったり抜いたりしています。(私がいう決まりごとの仕事というのはほぼこれです。)
私が人に一番見せたくないない姿がこの「切る」「抜く」作業中の姿。
切ったり、抜いたりの作業を喜んでしているわけではないのです。私の好きな花を守るため、この庭を守るため必死でやっているのです。
それを「かわいそう」とか「ひどいことをする」というまなざしで見られるとつらいのです。


さて今朝、IMIさんが庭を見に来てくれました。どのシーンも随分褒めてくれたのですが、ただ一か所である木のことを「何でこれを植えてあるの?」「似合わないものが植えてあるね。」って。
その木、大きくなってきたら木肌が日焼跡の皮剥け状態になってきて汚く感じられてきたので、何回か要らないかなあ、切ろうかなあと思ったことがあったものの、シルバーの葉が美しいし、何より寒さに強い常緑樹だしと思いとどまっていたコニファーでした。
センスのいいIMIさんの一言がきっかけになりました。IMIさんが帰られてすぐに思い切りよく伐りました。


↑この画像でジューンべリーの右下に写っているコニファーはもうありません。




↑、↓ シルバープリペット 鉢苗で買ったときはまさかこんなに大きな木になるとは思いもしませんでした。
鉢には見栄えよくするためか三本入っていました。それを分けて三か所に植えていたのですが、この勢いで大きくなるので他の二本は伐りました。これは最後の一本です。
持て余し気味ながら花が可愛いし、一本ぐらいあってもいいかと思っています、現在のところは。

↑、↓二階の西の窓から写したもの。シルバープリペットが写っていますね。

↑、↓二階の中の部屋から写したもの。真ん中のバラはブラッシュランブラー