親孝行

89歳の実家の母は今住んでいる福岡の前は、広島に長く住んでいました。
広島に住んでいた時師事していた詩吟の、ご子息を頼って母とほぼ同時期の福岡県のKRM市に移住されている「T先生にもう一度会いたい」が、このところの母の強い願いでした。
その願いをかなえてやるために、26日からKと一緒に2泊3日のツアーの形(ホテル2泊、往復飛行機料金、合計一人2万7千円)で福岡に行っていて、昨日28日の深夜に帰ってきました。


26日
福岡についたのは11時ごろ。弟夫婦と甥の3人が出迎え。
台風接近の風雨のため、「私は母のところに直行、それ以外人たちは海釣りに行く」の予定を変更して、沖縄料理の昼食後、弟の家に。
午後は男3人で近場の釣り堀に行こうとして雨が強くなってきて途中で戻ってきたり、義妹と私は母の所に行ったり。久しぶりにみなでゆっくり近況を話したり。
夕食は「ざ・うお」(釣り堀があって釣り上げた魚を調理して食べさせてくれる店)で。その帰りに東急エクセルホテルに送ってもらう。


27日
この日は長門山口方面にブルーベリー摘みとアジサイ寺に行くツアーに申し込んでいたのですが、そのツアーが催行人数に達しないという理由でキャンセルになってしまったので、二人とも初めての熊本に。
鹿児島新幹線、「さくら」で熊本に。1日バス・電車乗り放題のパスを買って、まず電車で水前寺公園に。電車で熊本城に戻り、バスでお城の入り口に行き天守閣などを見学。
歩きで熊本市役所に行き、熊本ご出身のNKNさんのおすすめにしたがって最上階のレストランでお城を眺めながら昼食。
NKNさんは大したメニューはないとおっしゃっていたけれど、どうしてどうして、安い、おいしい、量多しで、最高!
市役所の前からお城循環バスに乗り込み、一周半して駅に。帰福。熊本の天気は雨〜小雨。
博多駅でKと別れ、私はこだまでブログ友に会うためにS市に。
そのブログ友に会うのは初めてでしたが、ブログ上のお付き合いは長いですから、会うなりすっかり打ち解けて、友人のご自宅で約2時間楽しく歓談。
友はイメージとあまり違わなかったけれど、ご主人は大層違いました。
夕食はKと博多駅で。


28日
予約しておいたハイヤーで、母と私たちの3人で、9時半老健センターを出発して、T先生のご自宅(マンション6階)に。
私は玄関に控えていましたが、師弟二人は涙交じりのご対面の気配でした。
約1時間後お暇し、昼食に。
安い、おいしい、たっぷりでしたが、1時間も待たされたのが×。
同じ市内の母の姉(故人)の娘(母からいえば姪、私からいえば従妹)の所に。
その伯母は男3人、女6人、合わせて9人(8人存命)の子福者だったのですが、そのうちの、近所に住む他の2人の従姉妹たちも寄ってくれて約1時間歓談。
AMG市の母の実家に。88歳の義叔母と従弟が歓待してくれました。
父の墓所にも行きたかったのですが。昼食で1時間待たされたのがたたって時間切れ。
予定していた時間より1時間遅れの5時に老健センターにもどりました。

気分によるものがかなり多いらしい母の体調はこの日は徐々に上向いたとはいえ、すべての行動は一人でできず、場合によっては数人の介助が必要でした。
ハイヤーの運転者さんが指名を忘れていたにも関わらず、前回母の弟を訪ねて別府に行った時と同じ、介助に慣れていて何かと行き届いている渡辺さんで助かりました。

T先生(95歳とはとても思われぬ元気さ)、従姉妹、従姉妹のご主人、叔母、従弟、すべての人から恐縮するぐらいというか思いもかけなかったほど大変よくしていただき、お土産もたくさんいただきました。

もろもろの善意に恵まれて何とか親孝行ができたのではないかと自分では思っています。